ソウルフラワー震災基金報告11〜20
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報告.20(2011年12月23日) |
今回の被災地出前ライヴは、「電気敷布大作戦(報告.17)」「ギター大作戦・第二弾(報告.16)」「万丈篭(ばんじょうかご)大作戦(報告.19)」等でお世話になった仮設住宅を中心にまわりました。各地で、被災された方々から『ソウルフラワー震災基金2011』への感謝の言葉をいただいています。入金して下さってるみなさん、本当にありがとうございます。 そして、今回は、演奏後、仮設住宅に住んでいる方々にお餅を配りました。 なお、今まで自費だった交通費・宿泊費は、ファン有志数名の方々からいただいた「被災地出前ライヴ活動資金カンパ」を使わせてもらい、大変助かりました。ありがとうございます! 今回の「被災地出前ライヴ」は以下三カ所でした。 同行メンバーは、中川敬、高木克、ジゲン、上村美保子(以上、ソウル・フラワー・ユニオン)、上野祥法(ロフト・プロジェクト)、新井進(ロード・マネージャー)、遠藤妙子(音楽ライター)、高戸亜子(ソウル・フラワー・スタッフ)、平野風(ロフト・プロジェクト)、いとうまさみち(餅運搬担当)。 現地の調整は、上野祥法さん(ロフト・プロジェクト)、ピースボート、内田智貴さん(南三陸町志津川)、能勢直子さん(宮城県名取市小学校教員)らが中心になってまとめてくれました。 その他にも、多くの方々の協力でこの被災地出前ライヴは成り立っています。みなさん、本当にありがとうございました! ■Togetter ■Twilog ■カンパしてくれた方々 |
報告.19(2011年12月16日) |
南三陸の港では、2010年1月の小さな津波に引き続き、今回の3月11日の大津波で、漁業関係は壊滅どころか、すべてを失うことになりました。 そこで、南三陸町志津川の内田智貴さん(通称ともちゃん http://twitter.com/#!/AlleyOopuchi )の発案で、身内や家はもとより、船や漁具をなくされた漁師さんたちに、ワカメの刈り入れやホタテの養殖などに欠かせないカゴ、万丈篭を送ることにしました。 以下、内田智貴さんからのメッセージです。 |
南三陸町の七割はなんらかの形で海の恩恵を受け生活しています。漁師町では第一次産業の復興なくしては、二次も三次もありえないのです。漁師さんへの支援が南三陸町の復興に結びつきます。中には漁師を辞めた人もたくさんいますが、「漁師は漁師しかできない」と言って頑張っている漁師さんもたくさんいて、小さくても自分の浜に誇りを持ち、頑張っています。万丈籠は決して安い物ではありません。しかし、気性とは裏腹に、漁師は物を凄く大切にします。カゴに『ソウルフラワー震災基金』と名前を入れたのは、「あの時、誰に貰ったのかっていうのを忘れない為」と漁師さんたちは話していました。この度は、どうもありがとうございました。 |
報告.18(2011年11月9日) |
この「缶バッジ大作戦」にソウルフラワー震災基金は使っていないのですが、この場でも報告をしておきます。 7月17日の南相馬での被災地出前ライヴの際、現地の福祉作業所の方と話す機会があり、「南相馬ファクトリー」(南相馬市・双葉町・富岡町の8つの福祉作業所のプロジェクト)制作の「ソウル・フラワー・ユニオン缶バッジ」を作ることになりました。ライヴ会場、通販で販売しています。売れれば別デザインで再発注も予定していますので、是非皆様、御購入、よろしくお願いいたします! 詳細は、以下、「南相馬ファクトリー」さんからのメッセージをお読み下さい。 |
原発事故により、南相馬市の作業所はそこで働いていた仲間(利用者)と、支援していたスタッフが避難のためバラバラになり、仕事を失うという想定外の事が起きました。当初避難計画の策定を優先して考えていましたが多くの人が地元に戻り、支援体制の整わない状況で利用者が集って来ているのが現状といえます。
そこで南相馬市と原発のあった双葉、富岡町の8つの福祉作業所が力を合わせこの状況をみんなで乗り切るため「南相馬ファクトリー」というプロジェクトを立ち上げました。仕事起こしのプロジェクトの第一弾が「カンバッジ」になります。南相馬市の作業所の皆さんのためにもこれからもご協力お願い致します。 つながり ∞(むげん) ふくしまの取り組みは「被災地障がい者支援センターふくしま」でスタートした「人と大地の浄化プロジェクト(UF-787プロジェクト)」とつながっています。ひまわりや菜の花を植え、美しい福島を取り戻すこと。その取り組みを障がいのある仲間たちとともに仕事につなげてゆく。全国のみなさんに手伝ってもらい種を増やし仕事を増やす。そんなプロジェクトです。 缶バッジにはひまわりの種が一緒に入っています。来年(5~6月)に種を蒔き、秋に種が取れたら植える分を残して福島に送ってください。その種がまた新たな仕事おこしにつながります。 ■オフィシャルブログ:南相馬ファクトリー通信 ■通販はこちら |
報告.17(2011年11月7日) |
以前からソウル・フラワーのファンで、宮城県名取市の小学校教員である能勢直子さんの御協力で、宮城県東松島市矢本の「矢本運動公園・野球場・仮設住宅」に電気敷布184枚を寄贈しました。 東松島市は能勢さんがこの四月まで教師として勤務していた土地で、能勢さんの教え子の中には、津波で犠牲になってしまった子ども、家族を失ってしまった子ども、津波で家を失ってしまった子ども、半壊してしまい自宅に住めなくなってしまった子ども、などが数多くいます。 能勢さんは、仮設住宅に暮らす教え子のお母さん・松浦奈々子さん(仮設住宅自治会役員)に支援物資の相談に乗っていただき、朝晩の冷え込みが感じられるようになってきた10月中頃、防寒対策の行政支援が遅れていることもあり、少しでも安全に暖をとれるものをということで、電気敷布に決めました。そして、東松島市の電気店「シマデンキ」に発注、amazon最安値よりも値引きしてくれ、当日の配達も手伝っていただきました。 ちなみに、この仮設住宅に断熱材工事が入るのは11月末。危険なので灯油ストーブもダメ。エアコンだけで暖をとっているのが現状とのことです。 協力していただいた皆さん、本当にありがとうございました! 協力:松浦奈々子さん、小野竹一さん、シマデンキさん、玉水伸光さん、木村紅美さん |
報告.16(2011年10月31日) |
女川町の「ギター大作戦」(報告.11)に引き続き、黒澤楽器・大阪営業所の所長・蓮田正さんの御協力で、甚大な津波の被害により家・家財はもとより、所有していた楽器等も全て流されてしまった宮城県南三陸町志津川の方々に、アコースティック・ギター11本を送りました。 南三陸町志津川の内田智貴さん(通称ともちゃん。 http://twitter.com/#!/AlleyOopuchi )に、ギター等楽器をなくされた方々を調査して貰い、受け渡しも担当していただきました。 幼少時からあらゆる楽器を教えてくれた父親を津波で亡くした中学三年の男の子、津波で家族を失い支援物資で届いたギターも自身が左利きの為に弾くことが出来なかった男性、ギターを買う為に貯めていたお年玉や貯金を全て津波にさらわれた中学二年の女の子、避難所で弦も揃ってないボロボロのギターを弾いていた高校二年の女の子、地元バンドの兄貴分でギター・ベース・ドラム・アンプ全てを津波で流されたニューエスト・モデル・ファンだったという花屋さん、ニューエスト・モデルの頃からソウル・フラワーのファンで家も楽器もCDも全て津波で流された男性、等々、ともちゃんからの詳細な皆さんの紹介文に、心底胸が熱くなりました。また志津川に演奏しに行きます! セッションしましょう! 以下、ともちゃんが、ギターを受け取った方々全員の写真を送ってきてくれました。 ■Togetter ■関連Twitter |
報告.15(2011年10月14日) |
6月20日のソウル・フラワー・ユニオンの仙台公演(enn2nd)の売り上げから経費を差し引いた131,375円を『ソウルフラワー震災基金2011』に寄付致しました。
ご来場いただいたお客様、主催の仙台GIPのご協力、ありがとうございました! |
報告.14(2011年10月6日) |
今ツアーでは『ソウルフラワー震災基金』を使いませんでしたが、今後の支援のための新たな「繋がり」を作る旅になりました。 なお、今まで自費だった交通費・宿泊費は、ファン有志数名の方々からいただいた「被災地出前ライヴ活動資金カンパ」を使わせてもらい、大変助かりました。ありがとう! 今回の「被災地出前ライヴ」は以下三カ所でした。 同行メンバーは、中川敬、高木克、ジゲン、上村美保子(以上、ソウル・フラワー・ユニオン)、上野祥法(ロフト・プロジェクト)、遠藤妙子(音楽ライター)、岩崎真美子(ライター)、木村紅美(作家)。 ジゲンと上村美保子による「桃梨・被災地支援Tシャツ・プロジェクト」も好評でした! 現地の調整は、上野祥法さん(ロフト・プロジェクト)、ピースボート、内田智貴さん(南三陸町志津川)、高橋正樹さん(蒲鉾本舗・高政)らが中心になってまとめてくれました。 協力してくれたみなさん、ありがとうございました! ■Togetter ■カンパの件 ■桃梨・被災地支援Tシャツ・プロジェクト |
報告.13(2011年9月8日) |
以前、品不足のラジオ600台を手配してくれた西本君が、もしも不良品があった際の予備の為にと、キープしておいてくれた10台も送りました。西本君、ありがとう! ラジオが仮設住宅の皆さんの「安全」と「楽しみ」の役に立ちますように! |
報告.12(2011年8月24日) |
「中古車を送ろう!作戦」は、4月頃から動いていたのですが、沖縄で用意していた中古車が、台風で飛んで来たブロックや看板でダメになったりで、今回、やっと一台、送る事ができました。 沖縄でしっかり整備してもらった車は、殺虫剤、島草履、沖縄のミュージシャンや楽器屋さん(※)から寄付されたギター、ギター・アンプ等を乗せて、先日、無事「女川さいがいFM」の立ち上げから携わっている鈴木さんに、受け渡されました。 女川さいがいFMでは、今後仮設住宅へのサポート等も開始されるとのことで、仮設住宅入居者からの声を拾うためにアンケートを配る際や、物資の配布等で車両を利用するとのこと。受け取った鈴木さんは、自宅を流され、仮設住宅に当選したものの、車で30~40分ほど離れた石巻市内の仮設住宅なので、さいがいFMへの通勤にも利用されるということです。 (※楽器提供:照屋楽器、アナハイム・エレクトロニクス・ジャパン、マーシー、KIM君、知花竜海、伊丹英子) |
報告.11(2011年8月3日) |
黒澤楽器・大阪営業所の所長・蓮田正さんの御協力で、甚大な津波の被害により家・家財はもとより、楽器等も流されてしまった宮城県女川町の方々に、アコースティック・ギター20本を送りました。 女川町の蒲鉾本舗・高政さん(「報告.7」参照)に、ギターをなくされた方々を調査して貰い、保管、受け渡し等も担当していただきました。 8月2日、まず、女川町教育委員会・生涯学習課課長・佐藤誠一さんに手渡しました。佐藤さん自身もギタリスト。町で管理して、ギター教室や、小学校や中学校で行う総合学習の時間に使う方向性で考えておられます。 また、同日、手渡すことが出来た、遠藤ミチロウさんの大ファンという高校2年生の女の子は、津波により、持っていたドラム・セット、エレキ・ギター、アコースティック・ギター等が流されて、奇跡的に見つかったギターも、ネックにひびが入り、ボディは傷つき、ボディの中に腐った魚や貝が入っていました。受け渡しの際、「これで、もう、壊れたギターで練習しなくていいんだ!」と、大変喜んでくれました。ヤッホー! 協力:上野祥法(ライヴハウス『ロフト』、ピースボート) ■togetter |