North Marine Drive
国道を北へと走れば みんな揃って 遠い夏には 岬に車止めて 泳いだね あれから何年くらいたったのだろう
熱すぎる砂の上 あの時は君と僕二人 青空と風の中 誰よりも先に 夕立ちの匂い気づいたね
防波堤 新しくできてる 波の音が少し冷たい 岩場の潮だまりに乳母車 いったい誰が捨てていくのだろうね
寒そうな冬の海 今はもう君と僕二人きり 変わらないスピードで言葉交わしては 明るい灰色の空を見る
誰にも真似できない恋をする僕ら
寒そうな冬の海 今はもう君と僕二人きり 変わらないスピードで車走らせている 熱すぎる砂の上 あの夕立ちの匂い 忘れずにいようとか 言葉交わしては 明るい灰色の空を見る
君のいないところへ
天窓に落ちてくる雨がやむ頃に 朝靄の中をサヨナラがやって来る
冬ごもりを終えた熊のように 目をあけて伸びをする僕らさ
降り注ぐ日差しを七色に分けたら いちばん暖かな言葉を捜そうよ
僕は僕の壁紙に 1つドアを描き 出てゆくのさ 君のいないところへ
星のない夜を照らし合い進んでも 知らぬ間に僕らお互いを見失う
砂漠で見る夢の涯てのような 読めない未来がただ広がる
汚れなき緑の芽生えに気づいたら だんだん健やかな心に戻れるよ
君は君のふちどりを 春色に飾り 歩きだすさ 僕のいないところへ