日曜日のミツバチ/ b-flower

1990 SEEDS 001
(SOLD OUT)

1 日曜日のミツバチ(Manchester Virsion)
2 Brilliant Dream
3 エスケイプ、それも37回目の
4 日曜日のミツバチ(Bristol Version)



 

日曜日のミツバチ
  

ひどくありふれた日曜日
何もとりたててすることもない
まるで羽根のないミツバチ 6月の雲の下
こうして空をぽつんと見てたら

くだらない仕事の谷間の Holiday
僕はいつまでここにいるの

どこにも行かない 何もよくならない
誰かがどこかで風をとじこめている

錆びた観覧者のように
世界はぎこちなく回るよ
遠く夢のある国では まだ陽も昇らない
それでも僕らより ずっとマシさ

生まれたときから すべてを失くしている
僕はいつでも 淀みの中

どこにも行かない 少しもよくならない
誰かがどこかで河をせき止めている

ひどくありふれた日曜日
何もとりたててすることもない
丘を登ったところで 菜の花は咲いていない
誰もがそれくらいわかっているはずさ

パンの袋かかえ 自転車とばして
曇る光にまみれながら

どこにも行かない 少しもよくならない
こうして 虚ろに空を今日もただ
この空を明日もただ
この空を眺めつづけよう


 


 

Brilliant Dream
 
 

めくるめく陽の光が僕らを包んでいた
瞳に映る何もかもが輝きにあふれていた
空は青く 緑の風 靴音も高く
Brilliant Dream いつしか時が窓を曇らす
僕はときどき君を見失う

灰色にかすむ街に静かに雪はつもり
遠い日のあの眩しい大地をおおい尽くす
同じ場所で別の景色を僕らは見てる
Brilliant Dream もう戻らない柔らかな日々
君もすばたが夢だと言わないで

何もずっと変わってないはず
いつか凛としたこの瞳の影
風が吹きとばすよ

めくるめく陽の光が僕らを包んでいた
瞳に映る何もかもが輝きにあふれていた
信じていたひとつひとつが あとかたもなく
Brilliant Dream 雲にとどけと手を伸ばしても
川の流れに身を焦がしても


 



 

エスケイプ、それも37回目の
 

ムクドリのように 街の壁越えて行こう
僕らの未来 もう輝きに満ちてる
うまく飛べないと膝抱えてた日々にByeBye
ときめく胸の鼓動が高鳴るばかり
 抱きしめるたび
 麻薬とかよりもきっとすごいところへ行けそう

森をくぐり抜けて ひまわり畑を歩こう
空には太陽 ほら僕らを焦がしてる
ダリアの丘から車にとび乗って Yeah Yeah
ねじけて歪んだ地平を雲までドライブ
 
La La どこか遠くへエスケイプ
夏の午後がうだるのなら きっと ねえ うまくいくよ

茨の波間から虹の降る窓辺まで
とばしていくんだ 時に負けないんだ
うまく飛べないと膝抱えてた日々にByeBye
ときめく胸の鼓動が高鳴るばかり
 キスするだけで
 天国なんかに負けないぐらいの幸せな気持ち
La La どこか遠くへエスケイプ
春の光がうららなら きっと ねえ うまくいくよ