Grocery Andromeda

1995 suite supuesto!  TOSHIBA-EMI 
TOCT-8799 ¥3,000 (Tax in)

 1 #1995
 2 
雪の朝ロビンのように
 3 
哀しきアストロノーツ
 4 
完璧なキス
 5 
サトウカエデの下で( Original Version )
 6 
めばえ
 7 
Love & Peace?
 8 
入江への往復
 9 
海に住みたい
10 Grocery Andromeda( instrumental)
11 
何だかまだよく判らない
12 
North Marine Drive( Album Mix )

  



 
 

#1995
 

誰にも知られずに伝えてやろう
Can't you see ? There's no help

誰とも出会わずに届けてやろう
Can't you see ? There's no light

闇を見つめなさい
ずっと眠らずに
それこそが希望だと
気づく日がくるまで

僕は正しい 間違ってない
君は間違い 正しくはない

さよなら君はもう 僕ではないよ
Can't you see ? You're alone

光を感じなさい
2つの瞼に
見たこともない色の
音を鳴らすために

僕は正しい 間違ってない
君は間違い 正しくはない

僕は正しい 間違ってない
君は間違い 正しくはない


 



 

雪の朝ロビンのように
 

雪の朝ロビンのように
新しいマフラー結んで
すぐ飛んでゆきたい
昼の太陽が
白い魔法を消し去る前に

つららが光る時計台
空き地もいつもと違うね
すぐ君に会いたい
大きな声で
変わらないものは何も変わらないと
早く君に伝えにゆかなきゃ

除雪車の赤いテールランプ
子供達はまだ楽しそうさ

今日僕の眼に同じ世界が
昨日より鮮やかに映る

雪の朝ロビンのように
新しいマフラー結んで
すぐ飛んでゆきたい
昼の太陽が
白い魔法を消し去る前に

すぐ君に会いたい
正しく言おう
大切なものは今も大切だと
早く雪をくぐってゆかなきゃ

今日僕の羽に同じ空気が
昨日より少しだけ
少しだけ軽く

雪の朝ロビンのように
新しいマフラー結んで
すぐ飛んでゆきたい
大きな声で
変わらないものは何も変わらないと
早く君に伝えにゆかなきゃ
早く君に伝えにゆかなきゃ


 


 

哀しきアストロノーツ
 

アームストロングにも
ユーリ・ガガーリンにも
憧れなんて
これっぽっちもないよ

Astronaut
I don't wanna be an astronaut
僕はどこも行きたくない

月も火星もアンドロメダも
この星から見ていたいだけ
ここでこうして

アポロはおろか
スペースシャトルにも
乗りたくないよ
あーあバカみたい

Astronaut
I don't wanna be an astronaut
暗い宇宙に出たくない

北極星もシリウスさえも
この星にはかなわないさ

Astronaut
I don't wanna be an astronaut
僕はどこも行きたくない

月も火星もアンドロメダも
この星から見ていたいだけ
ここでこうして
この海辺の国で
君がいるから
この町で この道の上で
晴れた夜には


 


 

完璧なキス
 

君の爪はとても小さいね
今ふと 気づいたよ

薄く青い闇では
白い色だけが眩しい

天国の岸を歩くような
完璧なキスをしよう
何度も何度も繰り返し
瞼閉じよう

夜が開けてくよ
窓から公園の灯り
消えるのが見えた

永遠の淵を泳ぐような
めくるめくキスをしよう
くちびるに胸に黒髪に
雨を降らそう

天国の岸を歩くような
完璧なキスをしよう
何度も何度も繰り返し
瞼閉じよう


 


 

サトウカエデの下で
 

音楽が空に満ちゆくあいだ
ありえない出口探して遊ぼう

争うことが大好きな僕ら
滅びるまで自分の影にいつも脅え

そして僕らは 利口な僕らは
毎日宿題を忘れ続ける

僕もただ彼らの中の一人
輪を外れ素知らぬ顔で眺める

許し合うのが苦手な僕ら
後戻りできない 今は止まれない

そして僕らは 進んだ僕らは
暖炉で木登りを懐かしむのか

音楽が空に満ちゆくあいだ
新月は夕日に赤く溶けるよ

高いこずえに雲は宿り
目の前をまっさらな雨の粒が降る

そして僕らは マトモな僕らは
豊かな貧しさを憎むだろうか

僕らはいつか ・・・


 


 

めばえ
 

おやおや今日で俺も生後1年か
ベビーベッドの柵の中

腹が減ったな でもミルクは飽きたぜ
プルーン・ジュースはないの? 気きかせろよ

いい子でいたのにプレゼント
何だそのガラクタ
Baby Merry Go-round Blues
子供をバカにして
絶対死んでやるからな

嘘だよ冗談も通じないの あんたたち
まったく最近の大人ときたら

金とアレのことばっか
考えてんじゃないよ
Baby Merry Go-round Blues
早くここから出せよ
ひとりでもう歩けるさ


 


 

Love & Peace?
 

love & Peace? あぁとても素敵だよ
change the world? 薄っぺらなオプティミズム

save the earth? へぇすごく正しいね
save the whale? くだらないヒロイズム

死ぬまで僕ら生きていよう
どうかな そういうのは

what's your rule? うん何かわかるけど
what's your style? それってナショナリズム

泣くまで僕ら笑っていよう
どうかな そういうの

何を待ってるのか
長い行列に加わり
手に入れるあてもない
何かを僕は

love & Peace? 無意味でカッコイイね
change the world? 退屈なスローガン

死ぬまで僕ら生きていよう
どうかな どういうの
泣くまで僕ら笑っていよう
どうかな そういうのは


 


 

入江への往復
 

目覚まし鳴る前に
とび起きてさぁ家を出よう

戻ってくるもんか
木苺のタルト忘れずに

秘密の抜け道があるんだ
ちょっと
茨が痛いんだけど

海へ行くのさ
ずっとひとりぼっちで
僕は暮らすんだ

今頃 パパやママ
叱ったことを悔やんでる

帰り道は登り坂だから
きっと
おやすみのキスの頃は

着古したボロの
アノラックのように
僕もくたくたさ


 


 

海に住みたい
 

夕凪の後 引き潮に乗って
波に浮かぶ木切れが
沖へ遠ざかる

朽ちてゆく舟 砂に埋ずもれ
ようやく着いたこの地で
途方に暮れている

しばらく海に住みたい
君がつぶやくけど
泳ぐにはまだ寒いね
僕はそう言うだけ

光も来ない深い海底には
僕らの場所がまだあるかもしれないね

できれば海に住みたい
青いアメフラシと
ゆらりゆられて南の島へ
旅をしよう

しばらく海に住みたい
君がつぶやくけど
泳ぐにはまだ寒いね
僕はそう言うだけ


 


 

何だかまだよく判らない
 

瞬きするたび 日付けが変わるよ
僕らの時計は少し速すぎて

どこかなにか 物足りない気持ちを
胸に抱えたまま

欲しいと思うよ お金じゃなくてさ
綺麗で確かで 形のないもの

しゃがみ込んで泣きわめいてねだるんだ

君と僕とはまるで違うけど
耳はよく似てるよね
服や帽子は少し違うけど
同じ歌が聴こえる

日が暮れるまでしゃべり続けていよう

君と僕とはまるで違うけど
眼はほんと似てるよね
別の暮らしをしてきているのに
同じ景色 見えているよね
君と僕とはまるで違うから
わりといいかもしれないね


 


 

North Marine Drive
 

国道を北へと走れば
みんな揃って 遠い夏には
岬に車止めて泳いだね
あれから何年くらいたったのだろう

熱すぎる砂の上
あの時は君と僕ふたりだけ
青空と風の中 誰よりも先に
夕立ちの匂いに気づいたね

防波堤 新しくできてる
波の音が少し冷たい
岩場の潮だまりに乳母車
いったい誰が捨てていくのだろうね

寒そうな冬の海
今はもう君と僕二人きり
変わらないスピードで言葉交わしては
明るい灰色の空を見る

誰にも真似できない恋をする僕ら

寒そうな冬の海
今はもう君と僕二人きり
変わらないスピードで車走らせている
熱すぎる砂の上
あの夕立ちの匂い 忘れずにいようとか
言葉交わしては
明るい灰色の空を見る