「年末ソウルフラワー祭2009」2009年12月10日(木)柏PALOOZA
ゲスト:ASAKUSA JINTA(浅草ジンタ)
ASAKUSA JINTA 浅草ジンタ全ソウル・フラワー・クリークお待ちかね、毎年恒例の年末ツアー『年末ソウルフラワー祭2009』が間もなくスタート!今年は12月3日の大阪・心斎橋クラブクアトロを皮切りに、全国5カ所をぐるっと巡業します。12月10日の柏PALOOZAでのゲストは、ローカル&グローバルを指針に、拠点・浅草から世界を股にかける“エジャニカン・ハード・マーチング・バンド”ASAKUSA JINTA(浅草ジンタ)。
超個性派バンド同士の対バン決定を記念し、かねてから親交のあるJIGEN&ミホが、和尚(Vo, B)&ミーカチント(Sax)とミニ対談してきました。
JIGEN&美保子から見たASAKUSA JINTA

ミホ 「昔、和尚さんと初めて会ったときの印象がとにかく強烈で。和尚さんと他のメンバーさんは完全別行動。サングラスかけて一言もしゃべらないし、“俺に話しかけるな”オーラが全開で。最初は他のメンバーさんと仲が悪いのかと思ったぐらい。仲は良かったんですよね?(笑)」
JIGEN 「凄いこと訊くね(笑)。」
和尚 「まぁ、その頃はリハ中にドラムを蹴っ飛ばしたりとか、そういうことは確かにありましたけど。でも、後からすぐ謝ってましたよ」
ミーカチント 「スタジオで暴れてそのままどこか出て行って、10分くらいしたら何事もなかったように戻ってきたりとか」
ミホ 「昔のちゃぶ台オヤジみたいな。そういう意味ではバンドの大黒柱感は大いに出てて、すべての活動で常々そうなんだろうなって思いました。ライヴに対して物凄くストイックで、そのストイックさを周りにも求めるのかもしれないって」
ミーカチント 「周りはどうしてもテンションが違うから……(笑)」
ミホ 「でも、その感じは桃梨にもあるから、グッとくるものがあるよね」
和尚 「今はちょっと違ってきて、結構気を遣うようになりました。缶コーヒーを買ってきて皆に渡す程度ですけど(笑)」

和尚&ミーカチントから見たソウル・フラワー・ユニオン

和尚 「野音のイベントで1回だけソウル・フラワー・ユニオンさんと一緒にやったことがあるんです」
JIGEN 「俺が頭脳警察とダブル出演した日だ」
ミーカチント 「あのときの! 今やっと分かった(笑)。あのとき一人で凄く忙しそうにしてましたよね〜」
JIGEN 「もうソウル・フラワーにも正式加入してたけど、いろんな先輩に囲まれて、まだいっぱいいっぱいだった頃だね(笑)」
和尚 「中川さんと直接話をしたのはそのときが最初。DJイベントでソウル・フラワーはよくかかるから昔から曲はたくさん知ってて、僕はサイコビリーの人だったからちょっとエリアが違うんだけど(笑)、最初に聴いたときは驚いた。こんな濃厚な音楽やってるバンドがいるんだって。自分で直接事務所に電話して“ライヴに出てもらえませんか”ってお願いしたくらい。実現はしなかったけど」

ASAKUSA JINTAの現在の活動について

和尚 「地元の浅草でイベントを月1でやったり、路上で音を出したりすることを盛んにやりつつ、さらに外側とリンクして、活動を広げていきたいと考えてます」
ミホ 「浅草のKURAWOODっていうライヴハウスで、“浅草ジンタって知ってる?”って訊かれて、もちろん知ってるからそう言ったら、“月1でここでやってるから桃梨も一緒にやればいいのに”って(笑)。で、この機会に訊きたいんですけど、何か、ASAKUSA JINTAは落語芸術協会の会員になってるって?(笑)」
和尚 「賛助会員です(笑) 元々、浅草という街は演芸ホールがあったりして、芸人が多いんです。それを何かの形で手伝えないかな? って思ってて、最初はお祭りの手伝いをやってたんですよ。祭りでは歌丸師匠とか落語家が人力車に乗ってパレードをするんで、僕らは音楽を鳴らしながらパレードを先導してたんです。そのうちに小遊三師匠が僕らにこのバンド名を付けてくれて、それからいろんなテーマソングとかをやるようになったんです。会員だからって別に寄席で音楽をやってる訳じゃないですよ(笑)」
JIGEN 「(笑)寄席と絶対合うと思うんだけど」
和尚 「(笑)まぁ、地元の友達と一緒に地酒を造るような感覚で活動してます」
ミホ 「先月、イギリス公演に行ってたって聞いたんですけど、現地でその地酒はどんな感じで呑まれた?(笑)」
和尚 「(笑)ちゃんと向き合って出すことができたし、また、向き合って観てくれたし、向き合って呑んでくれた感じがあります」
JIGEN 「音を聴いてると、それがちゃんとできるバンドだなって分かる」
ミホ 「その場で巻き込んで行けるというか。それでいて、合わせる訳じゃなく、ドンと出して通じるところがあったりとか。それは私がソウル・フラワー・ユニオンに参加して、こんなバンドは他にないって思ってるから、きっとASAKUSA JINTAのメンバーも在籍しててそう思ってるんじゃないかって」
和尚 「そうですね。自分自身はもっとスカッと単純明快にやりたいなって思う気持ちもあるんですよ。普通の楽器だけで勝負するというか、民族楽器は使わずにやるって決めてるから」
JIGEN 「それは桃梨ともちょっと通じるものがあるな〜」
和尚 「魂はきっと一緒なんですよ。音が分かりやすいか分かりにくいかの違いはあるかもしれないけど、ソウルはきっと一緒」

柏PALOOZA公演、それぞれの意気込み

ミーカチント 「ソウル・フラワー・ユニオンさんを知ってから、いつか絶対一緒にやることになるって思ってたけど、なかなか機会がなかったから、“遂に”って思ってま す。でも、対バンだから、じっくりとライヴを観れないのが残念(笑)」
和尚 「“遂に”って感じはあるね。さっき話したけど、無謀にも事務所に直接電話をかけてオファーしたあの日から、ずっと願ってた対バンなんで余計に嬉しいですね。せっかくゲストで呼んでもらったんで、頑張って盛り上げて、全力でやりたいと思います」
JIGEN 「古くは96年辺りからちょいちょい面識がある仲だけど、ようやくバッチリ繋がりができるし、サウンド的にも見に来る人は楽しいだろうなって客観的に思ってしまう。むしろ自分らが観たいくらいなんだけど、ここは一つ、グッと堪えて(笑)、バッチリ盛り上げて行くんでよろしく」
ミホ 「中川さんに“ASAKUSA JINTA、いいバンドですよ”ってずっと言ってたこともあって、今回こういう運びになって再会できた感じもあり、面白い一日にしたいなと思ってます。熱い一夜になります。是非遊びに来て下さい!」
ASAKUSA JINTA 浅草ジンタ

唸るスラップベース、突き抜けるホーン隊、切なくも力強いネイティブなメロディーとリリック・・・下町の路地裏で生み出された類稀なる魂のオリジナル・ビート“エジャニカ”を携え、“ローカル&グローバル”さながらに世界的フェスティバルから下町・浅草まで席巻するハード・マーチング・バンド。バンド名は『笑点』でおなじみ三遊亭小遊三師匠より襲名。落語芸術協会客員という側面も持つ。

ASAKUSA JINTA リリース情報
君がこの街にやってきて -Acoustic Version- 君がこの街にやってきて -Acoustic Version-
和尚 コメント:浅草ジンタの活動はローカルグローバルが軸にあります。この曲は正にローカルに当たるもの、街宣サイドカーを使ったマーチングでやる曲。この街にやって来た新風を歌っています。いつか浅草の街中で聞いてもらいたし☆
ミーカチント コメント:浅草の街の中で、この曲が流れ、みんなが笑顔で手拍子している。そんな曲です。
詳しくは iTunes Store にアクセス!
君がこの街にやってきて -Acoustic Version-
和尚が選ぶASAKUSA JINTAオススメ曲・BEST5
  1. 運命  2. カラスのダンス  3. 落陽  4. 刹那  5. 東京砂漠で地団駄
ミーカチントが選ぶASAKUSA JINTAオススメ曲・BEST5
  1. 日本全国エジャニカドンドン  2. 万里春秋花灯  3. 涙幾千降って咲く  4. ラララ  5. まっすぐに
君がこの街にやってきて -Acoustic Version-
ASAKUSA JINTA オフィシャルサイト >> http://www.asakusajinta.com/
ASAKUSA JINTA の映像はYouTubeで!>> http://www.youtube.com/watch?v=auvrV29TaSQ
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