
日本最強のミクスチャーR&Rバンド、ソウル・フラワー・ユニオン、『ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ』以来10年ぶりのフル・ライヴ・アルバム登場!!厳選されたキラー・チューン全15曲、80分の闇鍋音楽祭!!

2009年10月7日 発売
BM tunes/XBCD-1030
税込2,900円(税抜2,762円)
涙を笑いに、悲しみを喜びに、せつなさを幸福感に変える、そんな歌。それこそが、ここのところのソウル・フラワーの音楽にたくましさを感じるゆえんである。反骨とか批評的だとか、それもたしかにロックンロール。だけど……喜怒哀楽のすべてをプラスの生命力に転化させること! それもまたロックンロールの恐ろしくも素敵な魔力なのだな、と、このアルバムを聴きながら痛感しているところである。メジャー・コード満載、老若男女が歓喜する闇鍋ミュージック。ここでは生きていくためのエネルギーが大いに沸騰中だ。この歌に、声に、音に、リズムに、乾杯! 乾杯!! 乾杯!!!
青木 優(音楽ジャーナリスト)
18曲目は辺野古節。
加藤 彰(編集者)
イントロからエンディングまでの間に、最近の各ライブからのベスト・テイク15曲を選曲して、これで中川君のMCが入っていれば、現在のソウル・フラワー・ユニオンの最高のライブの完全ドキュメントとなるではないか。こんなアルバム作りがあったのか。レコ発ライブ(自家撞着のようで面白い)を聞きに行く時間がないが、このアルバムを聞いて我慢することにしよう。
伊達政保(音楽ジャーナリスト)
どこもかしこも不景気でやってらんねぇよ。そんなプロレタリアートな日々に届けられたこのライヴ盤、実に景気がいいじゃねぇか! 近年の代表曲に加え、ソウル・フラワー・スタンダードもしっかり収録したベストな選曲で、最近のライヴの絶好調ぶりを完璧にパッケージ。CDでエネルギーに満ちたライヴの盛りあがりを再体験できて生きる気力が湧いてくるんだから、神頼みより安上がり!
宗像明将(音楽ジャーナリスト)
泣きそうなひとりぼっちの夜も、小さな幸せをかみしめた特別な日も。SFUのライブはいつも私の人生と共にあった。ライブで歌い踊る全ての仲間たちの喜びと悲しみと笑いと怒りを絡めとり、パワフルに転がり続ける最高のライブ盤!
岩崎眞美子(ライター)
レベル(rebel)のレベル(level)が違う言葉の数々。骨太過ぎてなぜか泣けることすらある百戦錬磨のバンド・グルーヴ。縦ノリ横ノリからカチャーシーまで、ライブ会場ではいつもいろんな踊りが雑多に自由に花開く。マヌ・チャオとも復活スペシャルズともゴゴール・ボルデロとも互角に素手で張り合える、日本で唯一のロック・バンド。後出しジャンケンな追悼ブームも10ン年ぶりの復活バブルもそろそろお開きにして、絶好調で走り続ける“魂花列車なう”に乗れ!
吉本秀純(音楽ジャーナリスト)
リアルタイムで真実を見極めるのは難しい。しかし、後になって振り返れば、何が真実だったか、はっきりと見えてくるものだ。この10年の総決算といえるライヴ盤を聴けば、おそらく誰もが、歌い込まれるごとに曲の良さが顕わになってきたと感じるだろう。それはたぶん、無数の断片が絡まりあってウネっている世界の中から、真実に直結している断片を選び取り、的確に描いた歌を歌ってきたからだと思う。
石田昌隆(フォトグラファー)
何より自由で豊穣に進化し続けるソウル・フラワー・ユニオン。その素晴らしさを知る最適にして最強のライブベスト盤です。反戦歌から人間讃歌や子守唄まで、愛と気骨漲る名曲オンパレード! 軽やかにして濃厚に心躍らせる鬼のような演奏力、さらに人間味と歌ヂカラを増した中川節はサイコー。人生を味わい、世界を変える底力が湧いてきます。
エイミー野中(音楽ライター)
ソウル・フラワー・ユニオンの曲達の多くが人と人との関わり合いから生まれたのは間違いないだろう。「エグザイル・オン・メイン・ビーチ」は、まさに人と人とが関わり合う“ライヴ”を収録。人と人との関わり合いから生まれた曲達が、人と人との関わり合いによって、更にふくよかに、更に伸びやかに、更にダイナミックに響き渡っている。歌が生き続けていくっていうのはこういうことを言うのだと、ホントに思う。体は勿論、心にも魂にも思考にも躍動が漲ってくる本作。あぁ、私は生きているのだ。
遠藤妙子(音楽ライター)
I never liked Japanese pop and rock bands at all until I discovered Soul Flower Union. Most of the Japanese bands I heard were so unoriginal. Soul Flower Union were completely different. They have continued to follow their own path regardless of trends and have gathered all kinds of influences from around the world along the way. But it’s in live performance they are most outstanding and this new release brilliantly shows off their great variety of styles.
ソウル・フラワー・ユニオンに出会うまで、日本のポップやロックバンドは好きになれなかった。ほとんどのバンドに独自性がなかったからだ。ところが、ソウル・フラワー・ユニオンは全く違った。流行にとらわれず自らのやり方を貫きながら、世界中のあらゆる音楽から影響を受け自分たちのものにしてきた。そんな彼らのライブは傑出している。この新作は彼らの多種多様な素晴らしい表現を見事に再現している。
ジョン・ポッター(音楽ジャーナリスト)
新ギタリスト、高木克の加入で大きな転機を迎えたソウル・フラワー・ユニオン。今回届けられた10年ぶりのライヴ・アルバムは、00年代の集大成であるのと同時に、河村博司在籍時代の総決算ともいうべき内容となった。これはゴールではない。新編成SFUの活躍は、ここに記されたハイレベルな前史を前提にスタートするのだ。
志田 歩(ライター)
(順不同・敬称略)
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